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都会を離れ、寶蓮寺周辺の山を歩いていると本当にリラックスしてきた。まるでアトラクション状態の大仏広場から山道を歩く事15分、ハートスートラ(心經簡林)に到着する。∞の形をした38本の般若心経(うち1本は空白)に神秘的なものを感じる。私は仏教徒というわけではないが、癒される感じは確かに感じた。また香港とは思えないくらい空気も澄んでいた。
ロープウェイで延々と山を越え、見えてきたのが大仏様。あまりの大きさに驚くが、まるで公園のようになってしまっている雰囲気にも驚かされる。ちなみに世界最大の大仏は日本の牛久大仏だが、ここは世界最大の屋外坐像との事で微妙・・・。しかし山の頂上に鎮座されていると、とにかく圧倒的に見える。
土産物屋が並ぶ中に、Walking with BuddhaとMonkey’s Tale Theaterという短編アニメを見せるアトラクションがあった。仏陀の生涯を15分程度で語る事に無理があったように思え、日本では流行りそうもない代物だったが、香港人はこういったアトラクションが大好きなようで大盛況だった。後日訪れた「ノアの箱舟」でも全く同じ印象を受けた。大仏の拝観料で精進料理も食べられるのだが、これもお祭り状態・・・・。安い方を選んだが、量は充分だし美味しかった。
人民の救ってくれるのが大仏で。ありがたく拝謁したいものだが、快晴の今日、完全な逆光になってご尊顔が陰になってよく見えない。通常、大仏は南向きに造られるものだが、こちらは北を向いている。この大仏が向いているのは北京である。
(香港在住の方からの説明だた、寶蓮寺は北京を聖地とする天壇に属しているので、北京を向いているのは不思議ではないとの事)
やはり大きい大仏 | |
晴れていると逆光になってしまう | |
大仏を撮るのに露出が難しいが、多くの人が見やすいように造るべきだと思う。 北京を向いているなんて、誰を救おうとしているのか理解に苦しむが価値観の違いだろうか |
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寶蓮寺は大仏だけではない、色々な施設があるがアトラクション化しているような気がする | |
六天母像 | |
香港は山が多く、都会の喧騒からすぐに離れる事ができるのが魅力 | |
ハートスートラ(心經簡林) |