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昼ともなると、人が溢れ、とにかくいつでも賑やかで、人に酔う・・・という印象の沙田。日本の西友(西田)もあり、日本食も多く手に入り、あまり海外にいる気がしない。ちなみにスーパーの日本食は他に比べて明らかに高価であるが、この街は富裕層が多いらしくスーパーも大混雑であった。
2004年に初めて訪れた香港。この沙田の街に二週間滞在したが、まず人が多い事に閉口した。前述の通り富裕層が多く、ゴミゴミした感じではないが、それでも人に酔った。私がいつも訪れていたのが、大きなショッピングセンターの中の「東京新幹線」。ネーミングも凄いが、この中に「80M巴士専門店」というバスの模型を中心に置いてある店があり、会社帰りに、精密模型を眺めている事が多かった。香港は二階建てバスが多く走っており、バスの種類も多くバスの愛好者が多い。
バスだけでなく、日本の東京メトロの模型などもある。ここに来ると、店員の女の子と男子学生風のお客が趣味談義をしている光景を何度も見た。香港は、アニメにせよ、鉄道にせよ、いわゆるマニアの文化が日本以上に浸透しており、熱狂的愛好者であっても冷たい目で見られる事が無い。
変わった体験では、馬主に招待され、沙田競馬場の中に入る事があった。ちなみに鉄道では、競馬開催日しか運行しない「馬場支線」が運行される。競馬場前の駅も、この時しか営業されない。珍しい「馬場」と書かれた行き先表示板を撮影しようと訪れたが、香港人の鉄道ファンもカメラを構えていたのが印象的であった。
ちなみに、沙田の街自体は、急速に発展したニュータウンであり、あまり面白味が無い。
沙田競馬場のパドック | |
国内の競馬場を知らないので新鮮だった | |
マニアの聖地? | |
巨大ショッピングモールが続き、ビルの中に通路があり濡れる事なく何処にでも行けるのが香港の街である | |
大きな沙田公園が広がる。右奥に見える香港文化博物館は必見の価値あり | |
沙田の街並み。香港は何処にいってもこんな感じ |