日本語名 蓮花山(深セン)
中国語名 蓮花山(深圳)
国名 中華人民共和国
・2011年12月29日作成
訪れた日 2007年12月16日

「我們的政策是讓一部分人、一部分地區先富起來,以帶動和幫助落后的地區,先進地區幫助落后地區是一個義務(可能な者から先に裕福になりなさい。そして落伍した者を助けなさい)」。「改革・開放」政策を指導した鄧小平の有名な言葉「先富論」である。漁村に過ぎなかった深センのこの繁栄は、 鄧小平の政策の賜物である。

標高106mの蓮花山。ここに鄧小平の像がある。真剣に参拝している人の姿もある。また麓には鄧小平の写真があり、携帯で一緒に写真を撮ったりする人が絶えない。ちなみに、鄧小平は、文革に批判的な態度をとったと思われ、毛沢東に敵視された事もある。何度も挫折を味わいながらも、晩年は開放政策を精力的に進めた。香港返還を強く願っていたそうだが、その前に92歳でこの世を去っている。

中国の繁栄は鄧小平によるところが大きいが、同時に貧富の格差などの社会問題も残してきた。先富論を正しく実行すれば、金持ちは貧乏人を救わねばならないが、金持ちは富を独占してしまっている。それを実感できるのが深センの街である。 この山から深センの高層ビルが見える。同じ中国でも、上海などは歴史を感じたりする事が出来るが、この街は人工的な匂い以外を感じる事が出来ない。鄧小平の像は、彼が作り上げた街を見下ろしているが、今の光と影の世界をどのように思っているのだろうか。


この山の上に鄧小平像がある。
多くの人で賑わっていたが、鄧小平は神格化されているようだった。
彼が作り上げた街が眼下に広がる
資料館があって、深センの発展の経過がよくわかる。もともと何もない所だったが、現在の人口は1,447万人であり、世界第15位である。
市民中心(深圳市政府)
何もここまで圧倒的に造らなくても・・・・と思う。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


back