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最初に仕事で上海を訪れた夜、現地の日本人と夕食。折角来たのだから・・・という事で連れて来られたのが夜景の名所、外灘である。川沿いに手前は古い街並み、対岸は奇抜な高層建築物が立ち並び、香港の夜景とも似ているという印象だった。中国経済の成長を感じる。
外灘はかつては疎開地であり、西洋建築物が目立つ。これらの19世紀後半の建物はレトロな雰囲気を残しており、ヨーロッパの街にいるかのような錯覚を受ける。対岸の近代的な高層建築物は中国経済の象徴であり、次々と新しい巨大建築物が建設されている。芸術的な建物でなければ建築許可が下りないとの事であるが、奇抜と芸術は異なると私は思う。
何度か上海を訪れるようになって、観光トンネルなるもので地下から川を渡り対岸に出た事もある。トンネルを使ったイルミネーションショーがウリではあるが、高価だしお勧めしない。むしろ、観光船の方が面白い。乗船日は何かの撮影が入っており展望デッキに出れなかったのが残念であった。
上海は古くからの国際都市であり、他の新興都市とは異なっていると思う。遊ぶスポットも多い。しかし物価は高く、この街で遊びたいとはあまり思わない。最初に上海を訪問した時にはこんな世界もあるのかと驚いたが、バーチャルな世界は着飾った新しい高層建築物と同じように偽りの塊に見えた。
外灘の歴史ある建物 (2008年9月7日) |
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歴史的建築物の奥に奇抜なテレビ塔は浮いているようにも見える (2008年9月7日) |
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右側には世界最大の高層ビルを建設中 (2008年9月7日) |
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外灘からテレビ塔方面 | 外灘方面 |
外灘灯台、又は外灘信号所と呼ばれている (2009年3月15日) |
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現役の灯台なのだろうか (2009年3月15日) |
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外灘観光トンネル 単なる海底トンネルなのだが片道40元は高い! 中国では観光地などは高い料金をとられる傾向にある。貧富の差がある証拠でもあろう (2009年1月18日) |