日本語名 |
西塘 |
中国語名 |
西塘 |
国名 |
中華人民共和国 |
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旅行を決めたのは1ヶ月前であったが、ここ一ヶ月で日中関係は最悪になっていた。尖閣諸島の国有化をきっかけに日本企業への大規模な襲撃が相次いでいた。中国のゴールデンウィークを目前に落ち着きを取り戻してきたが、この時期の中国旅行は中止すべきか悩んだが、上海なら比較的安全かと思って決行した。
上海行きの飛行機には20名も乗っていなかったではないだろうか・・・。ひとりでタクシーは絶対に乗らないと決めて、空港からバスに乗った。車掌から切符を買う際も携帯に表示される住所を見せるだけで言葉は発しなかった。何か言われたら韓国人と言おうかと思っていた。
中国国内は国慶節の長期休暇(日本のゴールデンウィークと同じ規模)と同じように行楽地へ向かう人が上海総合バスターミナルに溢れていた。入りきれない人が外に溢れて、白タクが獲物を探してウロウロしている。人々が読んでいる新聞には尖閣諸島と空母の写真が一面に出ていた。日本人としては敵地にひとりでいるような怖さを感じる。バスの切符は売り切れ直前でギリギリ入手できて、2時間近くかけて浙江省嘉興市嘉善県の水郷古鎮にやってきた。
中国の水郷古鎮は何処も同じような雰囲気であるが、西塘は周庄や朱家角よりも素朴ときく。但し、この混雑・・・。いかにも怪しいオバサンに連れられて切符を買わずに裏口から集落に入った(本来は入場券が必要である)。川沿いの食堂に入って行き交う船を眺めながら青島ビールを飲んでいるとリラックスした気分になる。ただし、皿の上の魚、ここで捕れたのだろうか。生活排水が入ってそうな運河を見てちょっと不安になる。水辺の狭い路地の商店街では音楽が流れているが、思いっきり日本の曲も流れていた。いいのだろうか。店には偽者の「ドラえもん」のキャラクターグッズもあった。反日はいいのか?
帰りのバスのチケットは購入済みであったが、バス停で客を漁っていた白タクに切り替えて上海に戻る事とした。最初はワゴン車に後部にいたが、前に移れと言われて助手席に・・・。会話になったら日本人とバレてしまうではないか・・・。と、ドキドキであったが問題なく上海に戻ってこれた。落ち着かない旅であった。ちなみに、この国慶節休暇はどこも大混雑だったようで、この時期に旅行するのはやめようと思った。
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行きの飛行機はガラガラ、中国国内のバス乗り場は大混雑 |
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当日のバスに乗れたのは奇跡的(それほど大混雑)。バス停の周りで乗車券を変えなかった乗客をターゲットに、白タクが営業活動しているのがいかにも中国的である。 |
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怪しい老人について、人気のない路地裏を行くと、右のようなメインストリートに出た。この地区に入るには切符が必要であるが購入していない。当然、見張りはいるのだが、顔パスで入ってしまう。 |
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川沿いにも宿泊施設があり、そこに泊まってみたくもなった。 |
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石橋はどこも似た造りになっている |
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下は出処はよく判らないが、下は反日デモの写真を現地から貰った。このような反日なのに、公園にはガンダムもどきが堂々と立っている。もっとも、これが日本の真似と思っている人も少ないのでは・・・ |
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