お洒落なバーが立ち並び、行き交う人に欧米人が多い。まるでヨーロッパにいるような錯覚を覚えるがここは中国である。フランスの租界区だった場所と教わり、だからヨーロッパのようなのかと納得した。「新天地」を初めて訪れたのが夜だったので、租界区がそのまま残っていると思ってしまった。

後日、昼間に訪れた。夜は重厚に感じた街並みが何処か軽い・・・。一応、フランスも訪れた事があるので、これが本物でない事を感じた。後で調べたところ、2000年に古い街並みを復活させたのがとの事。すこしガッカリしたが、租界という屈辱を浴びながら当時の街並みを復活させるという中国にも驚きだ。日本の租界区の街並みを復活させようなんて絶対に起らないだろう。他民族が攻め込んだという事に変わりはないだろう。欧米も酷い事をしてきただろう。それなのに何故欧米人に媚びるのだろうか。それは日本の欧米贔屓についても言える事だが・・・。

租界区の古くからの街並みは、案外残っている。私が常宿にしているあたりもフランスの租界区だった所で、街並みはあきらかに中国のものとは違う。わざわざ「新天地」を訪れなくても・・・と思う。ただし、「新天地」には欧米人が本当に多い。地元の人にとっては手軽にヨーロッパを感じるテーマパークなのかもしれない。

	新天地の入口
	雰囲気はヨーロッパ
	大勢の人で賑わっていた
	昼間の新天地
	街並みが綺麗過ぎる
	まるでテーマパーク

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