日本語 |
九亭鎮 |
中国語 |
九亭鎮 |
国名 |
中華人民共和国 |
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会社の車で上海市内から1時間弱、高層ビルが少なくなり、古い石造りの建物が並ぶようになった。印象はバラック・・・・。道路は舗装の有無が確認できないくらい荒れて、正直治安を心配した。ここは、安徽省から来た出稼ぎ労働者の街との事。住んでいる人の服装も明らかに、上海市内とは異なり、貧富の差が激しい事を物語る。しかし、平日ならば、格好こそ貧しいが、小学生達が仲良く楽しそうに通学し、休日ともなれば家族づれが仲良く街を歩いている。程よく賑やかで、治安は市内よりはずっと良い。昭和の日本を彷彿させ、どこか癒される。
九亭鎮の別名は九里亭で、その由来は中国清の時代(1877年)に沈夢虎という名の役人が泗鎮と七宝鎮の真ん中(18里の半分9里)で涼を取るための亭を立てたから、九亭の名前になったとの事。
6000年前から農地として栄えていたらしく、歴史ある街らしい。
上海の急速な発展は驚くべき速度で進み、古い街は壊され、再開発が急速に進んでいる。九亭鎮も例外ではなく、2008年にはバラックばかりであった付近に高層マンション迫ってきており、街の姿が急速に変わりつつある。2008年に後半、この九亭鎮で仕事をしている間にも、古い家は破壊され、まるで戦場跡のようになってしまった。ここに住む貧しい人達は何処に追いやられるのだろうか。少なくても2010年には景色が一変していると思う。
貧しい、バラック・・・などと言ってはいるが、住んでいる人達の顔を見ていると、みなが幸せそうに見える。子供を肩車し、仲良く歩く大家族を見ていると出張者で孤独な自分が惨めに思えてくる。ホームシックという言葉が脳裏をかすめる。
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九亭鎮の石碑 |
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街の雰囲気 |
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露店や商店が賑わっている。屋台で買い物をする人も多い |
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人の雰囲気、右の兄妹を見ていると自分の子供時代を思い出す |
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取り壊しが進み、景色が変わりつつある |
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街でよく見かける3輪自動車とバイクタクシー |
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