|
飛行機が到着し、出国手続きを終え入国した。直前の訪問地であるインドの時は、独りで不安になったが、シンガポールはリラックスしていた。かつてよく訪問した香港に到着したかのような懐かしい感じすら覚えていた。普通にタクシーに乗って宿泊先のホテルに向かった。寝るには早かったので、街を少し歩いてみた。日本では真冬であるが、夜風が心地よいぐらいであった。
シンガポールは 1965年にマレーシアから独立した国家であるが、面積は東京23区ほどの大きさしかないが、経済が発展しアジアの中では頭ひとつリードしている。また、シンガポール港は世界一を常に争う世界のハブ港としても知られている。イギリス時代、イギリス人と華僑によってもたらされた経済基盤が作られ、大戦後、マレーシアに統合されたが、マレー人と対立し、独立したと言われている。ここでも登場する華僑は凄いと思う。
アジアにあってイギリス文化を受け入れ、近代的な建物と歴史文化のある建物が混在する街の風景は香港と似ている。しかし、香港の方が親しみを感じられるのは、シンガポールが綺麗すぎるからかもしれない。香港は混沌としているところがあり、人の生活感を感じる事ができる。一方でシンガポールは緑豊かな公園も多いが全て作り物に見えてしまった。
マレーシアといえばマーライオン。 | |
高級総合リゾート、マリーナベイサンズ。異様な光景である。 | |
ザ・フラトン・ホテルと歴史のある橋。まるでテーマパークである。 | |
ラッフルズ(シンガポールの植民地化に貢献)とセントアンドリュース教会。これらはシンガポールにとって負の遺産となっていないところがイギリスの統治力が日本と異なる点であろう。 | |
かつて、シンガポールからタイのバンコクまで国際列車が発着していたタンジョン・パガー駅跡。 マレー鉄道は近代鉄道とは程遠く、また利用客も少ない。何かで読んだが、シンガポール国内で踏切を廃止するために、この鉄道が廃止されたとの事。 しかし、国際列車も発着し、バンコクを結ぶインターナショナルエクスプレスも旅行者から人気があった筈だ。勿体無い気がする。 本当は車から降りて見学したかったが・・・。 2011年6月30日廃止 |