日本語名 ハノイ
英語名 Hanoi
国名 ベトナム社会主義共和国
・2011年8月7日作成
訪れた日 2009年5月2日

街は混沌としていて屋台は賑わいを見せている。天秤を担いだ行商のオバサンも沢山いる。中国と似ているといえば似ているが、一言で言えばアジアらしい景色だ。それは日本にも通じるものがあり、どこか安心する風景だった。しかし、近代的な建物は少なく、とても首都という雰囲気ではない。ベトナム・・・・訪れたいと思っていたが、小学校の時に読んだ「ベトナムのダーちゃん」の印象が強烈すぎて躊躇していた。

タクシーでザーラム駅から市内に入る。まず、最初に訪れたのはホーチミン廟。ベトナム建国の父といわれているホーチミンの遺体が眠る場所で、見学する事が出来るが、午前中の一定時間に限られている。敬意を表しなければならず私語厳禁、服装にも気をつけなければならない。もちろん撮影も禁止で、荷物を預けなければならない。大勢の人が集まってきており、花束を持ってきる人もいる。今でも国民に慕われている事に軽い驚きを覚える。

ひんやりした廟内に入る。ガラス越しではあるが、ベットに横たわるホーチミンを見る事が出来た。やはりベトナムは社会主義の国だと思う。ベトナムはアメリカに勝利した唯一の国であり、私は敬意を表しているし(ベトナムに敬意を払うのは、日本が敗れたアメリカに勝ったという一点のみだが)、ホーチミンも評価されるべき人だとは思うが、反対意見の人もいる。このような形で国民に敬意を強制させるのは少し怖いような気がする。

ハノイの街の中止地に向かって、線路を歩く。この鉄道は現役であるが、列車の本数は少なく、線路沿いに露天も出ており危険な感じはしない。ハノイ駅の手前にゲートがあり駅構内には入れないようになっている。列車が走っていない時は閉められているようだ。ベトナムでは列車側に遮断機が下りている踏切も見かける事ができる。

駅には列車が停車していたが、社会主義国の標準色ともいうべき深緑色の客車列車で、鉄格子のようなもので仕切られた小さな窓は、窓からの無銭乗車を防ぐものなのか、単なる網戸なのかよくわからない。本当は鉄道でこの街を去りたかったが、本数が少ないのでミニバスを選択する事にした。


ベトナム料理といえば米麺(ポー)。夜行列車で到着してすぐに食べたが美味しかった。
ベトナムの街の風景
ホーチミン廟。本人は亡くなった後、このように祭られて喜んでいるのだろうか。また、ご遺体は本物なのかと疑問もある。中国以上に並ぶ事ができないベトナム人だが、ここは整然としていた。
世界遺産の昇龍(タンロン)遺跡は、ベトナム軍事歴史博物館を併設しており、共産圏の戦闘機が保存されていた。
線路は完全に生活道と化していた。しかし現役なので、歩く際は落し物(トイレは垂れ流し式だろう・・・)に注意が必要だと思う。
ハノイ駅前はゲートで封鎖されていた。また、道路には鉄道側を封鎖する遮断機が・・・。
ゲートからハノイ駅を眺める。丁度列車の入れ替え作業中でディーゼル機関車が動き回っていた。
ハノイ駅。日本で言えば東京駅に相当するが、日本の亜幹線の主要駅よりも小さい。鉄道が全く相手にされていないのがわかる。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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