城端線

・2022年12月11日作成
訪れた日 2022年5月1日
 

高岡駅は4面7線の巨大なターミナルだ。電化複線の立派なホームを挟むように氷見線、城端線の非電化ローカル線のホームがある。そして機関区のような車庫には国鉄首都圏色のキハ40が集まっていた。まるで国鉄時代に戻ったかのようだ。しかし、北陸本線は、第三セクターの、あいの風とやま鉄道線に移管され、特急電車の姿は無くなった。この日はイベント列車「一万三千尺物語」がやってきたので、華やかな雰囲気があったが、やはり寂しさを感じる。しかしながら、活気がないわけではない。私が待つ、城端線のホームには出発を待つ乗客が大勢集まっていた。

城端線は。路線距離29.9qのローカル線である。氷見線とともに、他のJR線とは接続しない飛び地の路線である。JR西日本のローカル線の主役であるバスのような軽気動車キハ120の姿はなく、国鉄時代の大型車キハ40・47が当時の面影を残した姿で活躍してる。運転本数も毎時1〜2本程度あり、編成の2両編成が主体で、ローカル線にしては元気なように感じた。走り出すと、ズシン、ズシンとジョイントを刻む固い揺れ、そしてエンジンの響き、ブレーキをかけるとビリビリと振動する乗り心地は国鉄時代のローカル線そのものであった。沿線に見どころが少ない城端線自体には興味があまり無かったが、この乗り心地を味わう為に乗車したようなものである。

列車は新幹線の接続駅、新高岡駅にも停車するが、城端線の運転本数を考えると、使いやすいとは思えない。左手には工場の煙突が目立ち、田植えを待つ水を湛えた水田に映っていた。東海道の富士市のような雰囲気である。沿線には住宅が多く、駅も立派な雰囲気のものが多かった。貨物線を分岐していた二塚駅、橋上駅舎を持つ近代的な砺波駅、古い立派な木造駅舎を持つ福野駅、まるで幹線の駅のような雰囲気もあった。駅舎に目が行くが、平坦な砺波平野の中を淡々と走るので、単調な旅であった。

終点の城端駅は構内踏切があり、転車台の跡や、機回し線も残っていて、古き良き時代の面影があった。駅舎には城端観光案内所も併設され、窓口業務も行っていた。廃線の噂もあった城端線であるが、それほど心配しなくても大丈夫ではないかと思った。


雰囲気は国鉄そのもの。

新幹線接続の新高岡駅。高岡市内に出るにはバスの方が利便性が高いと思われる。
立派な駅も多く、交換設備が多く残っている。乗客も多かった。沿線はパルプ工場や水田が広がる。
昔ながらのクロスシートはやはり落ち着く。高岡付近では全ての席が埋まるほど盛況であった。
終点の城端駅。
素敵な雰囲気の駅だった


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