●松本城

・2002年12月21日  作成
訪れた日 2002年12月1日
 

日本の城は2万5千城もあった。その中で天守閣が現存するのは僅かに12城しかない。殆どの城は復元。大阪城などは鉄筋コンクリート造りだ。戦災で失ったものもあるが、幕末に70城まで減っていたのは驚きだ。東洋文明を否定する中で、日本古来のものを壊してきた事も大きな原因のひとつである。何と馬鹿な事をしてきたのだろうか。今の日本もそうだが、もっと自分の文化を誇れないものなのだろうか。

松本城は天守閣が現存する城のひとつ。日曜日の夕方、日没直前に訪れたため、裸電球が釣り下がっているいるだけの天守閣内は暗かった。5層6階という規模は姫路城に次ぐ大きさで、迷路のような城内は戦国時代のような雰囲気が漂っていた。見学時間も終了で、係員が杉板をパタンパタンと閉じて廻っていたが、暗くて服がよく見えないので、まるで武士が行っているような錯覚を覚えた。

現存する天守閣を訪れたのは初めてだった。靴を脱いで歩かねばならず、階段もまるで梯子のように急なのあが特徴。ドイツなどの古城に比べると狭い気はするが、これが日本の城なのだ。次は姫路城を訪れてみたくなった。


大正、昭和初期の風情が残るナワテ通り商店街
松本城外観
ライトアップされた松本城
お堀に反射する夜景が綺麗だった


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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