名鉄美濃駅跡
|
長良川鉄道の美濃市駅を下車。駅員さんに、名鉄の駅跡の場所を聞いて歩きだそうとしたら、どこからともなく名鉄パノラマカーのミュージックホーンが聞こえてきた。音の方向に向かって歩いてゆくと、そこにはかつての美濃線の終点、名鉄美濃駅が現れた。私が名鉄、美濃町線に乗車した頃は、すでに新関駅から先は廃止されていた。新関駅から、長良川鉄道の関駅まで線路が移設され、関市から美濃市までの並走区間は統合された形になっていた。
という訳で、名鉄美濃町線の終点美濃駅にやってきた。1999年に廃止され、四半世紀がたっていたが、綺麗に保存されていて、今でも現役のような雰囲気だった。ホームには歴代の車両が並んでいた。名鉄美濃町線を代表するモ600形も保存されていたが、車内設備は撤去されていたのが残念だった。
駅舎は売店になっていて、ボランティアが維持管理していた。鉄道ファンが終結していて、鉄道談義で盛り上がっていて、少しり難い雰囲気であったが、彼らによってこの駅が保存されていると思うと感謝の気持ちを感じた。
短い滞在であったが、訪れる人はチラホラいたようだった。美濃といえば、歴史的には重要な場所だと思うが、街を眺めると、少し寂しさを感じた。
長良川鉄道のホームから駅舎を眺める | |
こちらは長良川鉄道の美濃市駅。立派な木造駅舎の駅で、駅員さんもいた。ただし、街にはあまり活気が無かった。 | |
名鉄の駅が近づいてくると、歴代の名鉄の車両たちがお出迎え。 ただし、左端の札幌からやってきた車両はカットモデルだったり、忠実に再現しているかというと、ちょっと違う。 |
|
このように撮ると、今にも発車しそうな雰囲気にみえる。この縦長のモ601は走行風景こそ見た事があるが、乗った事が無かった。 | |