納期に余裕の無い仕事、厳しい条件下でプレッシャーを受けて困り果てていた。現場からの帰り道、いつも見ていた運河を車窓から眺めた。１０年以上も見てきた景色なのにその日は何故か癒された・・・。

中川運河は名古屋駅付近から、名古屋港に向けて一直線に流れる運河である。付近は古い倉庫が立ち並び、昔の物流の遺物のようなレトロな雰囲気を持つ川であった。名古屋での仕事場は、この一角にあって、１０年以上も、この景色には馴染んでいた筈なのだが、中川運河に興味を持った事は無かった。あまりに日常的過ぎたのだろうか。

かつて、中川運河には水門があって、水面を高低させ、船を往来させたという。現在、中川運河を使った物流は殆ど無くなったと思われるが、倉庫は依然として運河に面して残っており、独特の風情があるのだが、あまり注目はされていないと思う。

写真は仕事中に撮ったもので、公私混同はいけないと思う。しかし、仕事で訪れなかったら、きっと出会えなかった景色も多い。趣味と実益が一緒でも、素直に幸せだと思うべきかなと思ったりもした。

	この景色に癒された
	何の変哲もない橋だが
	おまけ 城東貨物線 （未成線）

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