●サンクロウ(松本市)
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正月の松飾りなどを集めて燃やす行事は1月の風物詩である。いわゆるドンド焼きだが、信州の下伊那では「ホンヤリ」、松本辺りでは「サンクロウ」、北信では「ドウロクジン」と呼ばれているそうだ。12月に河原や畑の中に竹と藁を組んで作られたサンクロウは不気味だったが、正月が明けて古いお札やしめ飾がセットされるとクリスマスツリーのような華やかさだ。子供達の行事だが、準備を行うのは父親達で、重労働だったりもする。少子化で「サンクロウ」の数も減ったらしいが、2003年、まだ至る所に「サンクロウ」を見る事が出来た。
河原に置かれたサンクロウ |