多太線
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40年ぶりに乗車した太多線。当時はキハ58であったが、その頃でも沿線は普通の住宅地などがあって、旅情はあまり感じなかった。今回、久しぶりに乗車してみたが、車両こそ転換クロスシートのキハ75であったが、地元の若者2名が満員にも関わらず、席を向かい合わせにして、大音量でスマホを音を鳴らしていたり、雰囲気も良くなかった。
中央本線の多治見駅と、高山本線の美濃太田駅を結ぶ17.8qのローカル線であるが、高山本線から直通しており高山本線の一部のような運行形態である。元々私鉄であったが、国有化されたのだが、沿線は名鉄のテリトリーである。名鉄の一部になってもおかしくない路線である。
どうせ、退屈な車窓だろう・・・と思って乗車していが、丘陵地帯に囲まれた盆地の水田地帯を走り、長閑な景色を楽しめた。また、木曽川と飛騨川の合流地点を単線トラス鉄橋で渡る際は高揚する気分も感じた。沿線の駅は中小私鉄にありそうな雰囲気で、意外と楽しめた。私は可児駅から先は席を立って、先頭でこの景色を眺めていた。
多治見駅。名古屋から中央線の通勤電車が次々と発着して、ローカル線の雰囲気では無かった。 | |
可児駅。よく仕事で訪れたが、名古屋駅から直通する名鉄を利用していたので、JRの駅をじっくり見たのは初めてであった。 | |
木曽川橋梁から見た上流。中京地区は大きな河川が多く、鉄道会社も建設コストが高くついたのではないだろうか・・・。 | |
美濃太田駅で高山本線と合流。広い構内に、かつでの繁栄を感じる。特急ひだ号の停車駅であるが、普通列車は2両編成で、寂しさを感じる。 |