●屋代線

・2004年7月26日作成
訪れた日 2004年3月28日
 

木製の跨線橋を渡り、電車に乗り込むやいなや電車は発車した。「屋代駅」での、しなの鉄道からの乗り換え時間は僅か1分。普通に歩けばまず間に合わない時間だ。この電車を逃すと、次は1時間30分後・・・。とても便利とは言い難いダイヤだ。乗客は私の他にファンが2名、2両の電車が勿体無い。

線路はヘロヘロと伸び、各駅の駅舎は木製で雰囲気のあるものが多い(ただし無人化されてしまっている)。いかにもローカル私鉄然とした雰囲気は好きだ。平行して流れる千曲川と残雪をいっぱいに乗せた山々も美しい。車窓としては及第点だろう。ただし乗客の少なさが気になる。途中駅の「松代駅」付近に松代城(海津城)跡があり、訪れてみたいが気軽に途中下車できないのがローカル線の辛さである。

ところで、2年前に、同じ長野電鉄の木島線が廃止されたが、この屋代線は木島線より本数が少ないし、どう見ても乗客も少ない。何故、生き残ったのか不思議である。こんな路線でも、かつては国鉄の急行列車が乗り入れ、都心と結んでいたとは信じがたい。

乗客は次第に増えて、多少は格好がついたところで終点「須坂駅」。24.4qの旅を終えた。


いかにもローカル線的跨線橋
屋代駅を出発
松代城跡
こういう木造駅舎が多い


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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