●福塩線(福塩南線)
|
備後福山城を真横から眺めるホームから電車は走り出した。この福塩線の電化区間はこの福山駅発車の時が一番の見所だったのかもしれない。あとは、淡々と水田の中を走るだけで正直言って少々退屈な旅だった。
福塩線という路線、実は旅の計画の立案時点では存在すら知らなかった。おまけに乗車するまでは塩福線と間違えて覚えていた。福塩線は瀬戸内海を望む福山から中国山地に至る路線である。終点は塩町で芸備線と接続している。途中の府中駅までは電化され、通勤電車が走っていて、福塩南線と呼ばれているらしい。
7時19分に出発した通勤電車は、制服姿の高校生で溢れていた。今は夏休みの筈、部活に向かうのだろうか・・・。とても賑やかな車内の様子は、旅の雰囲気とは程遠いが、活気は感じられる。単調に走る事44分、ようやく終点府中に到着。この電車はここまでだが、福塩線はまだ続き、これより先はディーゼルカーの旅となる。
福山城と福塩線 | |
車窓から見える天守閣 | |
主力車両の通勤電車 | |
玩具のような山が見える | |
特徴のない車窓だが、長閑ではある | |
そろそろ秋だ |