●笠岡諸島(真鍋島)

・2002年8月1日作成
訪れた日 1992年7月30日
      〜8月1日
1993年同時期

岡山県西端に笠岡市があり、瀬戸内海に浮かぶのが笠岡諸島である。岡山県に属するが、瀬戸内海なので四国のようにも見えるし、ともかく瀬戸内海の島々である。小さな30余りの島々から形成されるが、有名なのは真鍋島であり、有名な「瀬戸内少年野球団」のロケ地でもある。

瀬戸内海を旅してみたいという気持ちはずっとあった。真鍋島が適当と思った私は海へゆく用意もしつつ山陽本線の笠岡駅から船に乗る。高速船もあるが、一般船は、まるで漁船に毛が生えたような小さなもの。勿論フェリーではない。瀬戸内海の小さな島を巡りながらの旅であるが、定期船も着かない島々も沢山あり、ここはやはり興味の尽きない場所だ。そうしているうちに真鍋島に到着。散歩すれば一週出来てしまうほどの小さな島で、海水浴は民宿の前の小さな砂浜だけだった。

この民宿はユースも兼ねていたが、アルバムなどを見るとかつては北海道のユースのように歌ったり、踊ったりしていたらしい。この時は民宿の方が圧倒的に中心で、数少なかったユースの客は、自らの意思で旅館を手伝ったりして、それはそれで楽しかった。昼間は民宿の船で、瀬戸内海の小さな無人島を巡ったりもした。潮が引いて座礁してしまい、皆で力を合わせてなんとか脱出したりするハプニングもあった。携帯電話など無かった当時だったので、最悪は泳いで近くの島に助けを求めに行こうという話もあった。そんなことも可能なのが穏やかな瀬戸内海の良さである。

島から帰る時、皆に港まで見送ってもらったりして感激した。そして翌年も訪れてみた。手伝いに来ていたあどけない娘さんも、最初に会った時は子供のようだっが、1年で急に大人びていて、こんなに急に大人になるものかと驚いたりもした。96年を最後に訪れていないが、人も島も変わったのだろうか。港に向かう海の見える小道と古い家並みは変わりようが無いと思うが・・・。

瀬戸内海はこのような島が沢山ある
真鍋島の港
この小道が島を横断する唯一の道
街並み
海の透明度はいまひとつだが・・・
見送られて真鍋島を去る


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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