しまなみライナー

・2021年12月26日作成
訪れた日 2019年10月20日
 

四国の松山から東京に向かうために、特急「しおかぜ」に乗車した。終点の岡山駅で新幹線に乗り換えるルートが一般的であるが、敢えて今治駅で下車した。瀬戸内海を高速バスで渡り、福山駅から新幹線に乗る為であった。そのルートの方が東京には早く着く。そのような訳でやむをえず選択した高速バス(しまなみライナー)は本州四国連絡橋の尾道・今治ルート(通称、しまなみ街道)を通る。小さな島をいくつも経由する、風光明媚なルートであり、いつか来てみたいと思っていたので丁度良かった。

10年以上前に、今治から愛媛県の隣の島に行こうと「しまなみライナー」に乗車したが、愛媛県内は乗車は出来るけれど降車はできないというルールの為、無理やり広島県の生口島まで連れて行かれた事がある。この時に利用したのは四国側だけであり、本州まで乗り通すのは初めてである。

ほぼ満席の状態でバスは今治駅を出発した。左右のどちらに座るか悩んだが、進行方向左側に陣取った。馬島、大島、伯方島、大三島、生口島、因島、向島と渡り、尾道で本州に到達した。造船工場も目立つが、自然も豊富で興味深い景色が続く。途中で乗車してくるのは大きなリュックを背負った外国人トラベラーも多かった。外国人に人気があるのだろうか。、

景色は良いが、眠くなってきた。昨夜は夜行フェリーで移動という強行軍だったので、旅の疲れがどっと出てきた。睡魔と戦いつつ、約1時間30分のバスの旅を終えて、福山駅にたどり着いた。余韻を楽しむ余裕はなく、ダッシュで新幹線のホームへ。なんとか夕方までに東京に戻る事が出来た。

東京に急いで戻る理由はラグビー観戦の為であった。前日の土曜日。ラグビーのワールドカップ、オーストラリア対イングランドの決勝トーナメントの試合を大分で観戦し、日曜日は旅行でもしながら帰るつもりであった。大分行きを決めた時は、日本が決勝トーナメントに勝ち進むとは思ってもいなかった。しかし、日本は予選トーナメントを首位通過。今夜、日曜日の夜。日本対南アフリカの決勝トーナメントが行われる事になった。観戦チケットは無いがPVで盛り上がりたい・・・。今度はゆっくりこの地を旅行したいと思った。

数社で運行される「しまなみライナー」
愛媛県の今治から広島、福山を結んでいる。
西瀬戸自動車道(通称、しまなみ街道)に入る。このまま、瀬戸内海を色々な島を経由しながら進む。

今治付近は造船所が目立つ。
途中で色々な島を経由する。目まぐるしく変わる景色が楽しい。
大三島から生口島へ渡る。
因島から向島へ。大浜埼燈台が見える。「灯台記念館」(旧大浜埼船舶通航潮流信号所)も見える。行ってみたいものだ・・・。
尾道大橋を渡ると、いよいよ本州。
目まぐるしく、でも楽しい旅であった。自分で運転しても楽しいだろうが、景色を見るにはバスの方が良いのかもしれない。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


back