●室蘭本線

・2001年6月8日作成
・2003年2月9日修正
訪れた日 1983年8月9日
 

室蘭本線は長万部から苫小牧を経て岩見沢に至るルートで全線ほぼ複線化された大幹線である。しかし、列車の殆どは、長万部から苫小牧間を経て千歳線に入り札幌を目指す。苫小牧から岩見沢間は完全なローカル線に落ちぶれてしまった。2001年現在、この区間は1日7往復。それでも複線である。かつては、炭坑から石炭を室蘭の製鉄所へ送るのをメインとした路線で、貨物の大幹線であったのだ。炭坑がほぼ閉山された現在は説明するまでもあるまい。

この区間に乗ったのは1983年。蒸気機関車時代を思わせる戦前の旧型客車を連ねた編成であったが、客なんて殆どいなかった。最後部のデッキで流れる線路を眺めたり、退屈しない旅であったが、乗降口のドアを走行中も空けっぱなしにしていたら、車掌に、危ないから閉めてくれと注意されたのが印象的だった。


室蘭本線といえば岩見沢駅(火災で焼失)
いかにも古い客車
最後部から流れる線路を見ていた
車内も渋い


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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