道東や道北の大自然を満喫してきた後で立ち寄った室蘭。街は久しぶりであったが刺激が足りない。地球岬は別に室蘭半島の先端でもないし、最初から期待していなかったが、それにしてもこの天気ではどうにもならない。晴れていれば駒ヶ岳が望める展望も海霧に閉ざされ、１２０ｍ下の鉛色の荒れ狂う海さえもよく見えない。白亜の灯台も同じ。駅から同じ場所に行く旅人に声をかけられ、一緒にタクシーで地球岬に向かう。車外に出てはみたものの、風雨に吹き飛ばされそうになって写真だけ撮って折り返すしかなさそうだ。観光客の姿など当然無かった。

岬を訪ねる時に降りた室蘭駅だが、１９９７年に移転され、近代的な新駅舎に変わった事はページを修正する時まで知らなかった。しかし、重厚な旧駅舎も保存されていると聞いて安心した。

白亜の灯台（灯台を見下ろすのは珍しい）

現役時代の室蘭駅（現在の室蘭駅の位置は変わった）

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