●瀬棚線
・2001年6月12日作成
・2003年6月11日修正 |
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瀬棚線は渡島半島を横断し、太平洋と日本海側と結んでいた線(48.8km)である。1987(昭和62)年3月16日に廃止された。
北海道の旅の終わり近く。正直言って、鉄道なんてどうで良くなりかけていた。殆ど義務感のように乗っていた。長万部を11時22分に出た2両編成の気動車はローカル線に似合わない新型車と旧型車の混結2両編成。道東は寒かったのにこちらは暑い。扇風機が全開、窓からの風を受け真夏のローカル線の風情。車内も適度な乗車率で道北や道東のローカル線ほど寂しくない。函館本線から分離し、日本海側に向かって山を越えて行く。途中、美利河(ぴりか)という美しい名前の駅があった。「Welcom to your home town」という看板のある今金から先は市街地になり終点瀬棚。列車は、長万部側より瀬棚側での利用客が多く、交通機関として地元に根付いているような気がした。日本海に聳える奇岩である三本杉を見て帰途に着くと、今度は観光帰りの乗客で賑わっていた。
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終点瀬棚駅 |
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終点「瀬棚」の向こうに見えるのが三本杉 |
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三本杉(何の変哲もないが・・・) |
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瀬棚を出発する気動車 |

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