●東京湾観音
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特急「さざなみ」の車窓に、山の上に聳える灯台のような構造物が見えた。対岸の三浦半島からも見える東京湾観音である。標高120mの大坪山に、高さ56mの観音様が建っている。灯台の役割も果たしているそうだ。もっとも光る事はないが、あれが灯台のように光ったら怖いだろう。夜のライトアップも見た事は無いが、想像するだけで・・・・。
東京湾観音は、個人が建立した観音様で、一応宗教法人ではあるが、基本的に何でもアリという感じである。いざ、胎内に入ってみると聖徳太子がいたり、マリア観音があったり、仏教ばかりかキリスト教の要素まで取り込んでいる。ここを訪れたのは2007年で、当時は小説「千里眼」の影響もあって訪れたくなった。小説でも表現されていた通り、高台から眺める海は素晴らしかった(天気が悪かったが)。観音様の頭の部分が展望台になっており、房総半島、東京湾、三浦半島が一望できる。
千葉県は宗教にまつわる建物が多い。東京湾観音も驚くが、勝山漁港にも怪しげな天守風の展望台が・・・・。てっきり宗教施設かと思えば大黒山展望台との事。デジカメのGPS機能で即時にそれを知る事が出来た。便利な時代になったものである。
とにかく大きい。山頂にあるのでよけいに大きく感じる。 | |
あいにくの天気であるが、観音様の頭部にある展望台からの眺めは最高。 | |
特急「さざなみ」が走っているのが見えた。かつてグリーン車こみの9両編成だったが、すっかりローカル列車然としてしまった。 | |
特急列車の車窓からみた観音様 | |
後姿がキュート | |
こちらは大黒山展望台。何とかく宗教関連施設と思ったが、単なる展望台のようだ。 |