成田さくらの山公園

2018年5月4日作成
訪れた日 2016年3月27日
2016年4月10日
2018年3月31日

「すみません。飛行機撮っているですか?」と小学生の女の子に声をかけられてビックリする。たしかに、満開の桜を見ずに上を見ているのは変であるが、そのような輩は沢山いて、ここが桜の名所とともに飛行機の撮影ポイントだという事がわかる。飛行機を撮影する時は風向きを気にしているが、羽田空港とは異なり、成田空港はよく風向きが変わる。この公園は滑走路の端に位置して、頭上を航空機が通る。この日は珍しい3発機のDC10の着陸直前に、風向きが変わり、航空ファンが落胆する声が聞こえた。

基本的に飛行機は着陸シーンの方が迫力があって楽しい。車で来ている時は、風向きに合わせて、反対側に位置する航空科学博物館に移動した事があった。お目当ての、A320が着陸する時間になって、また風向きが変わり、慌てて、この公園に戻った。また、何も考えずにここまでタクシーで来てしまった高校生の男の子を駅まで送ってあげた事もあった。色々面白い出来事があった場所である。「空の駅」という「道の駅」に近い施設があり、ここでは地元の野菜を買う事もできるし、食事をとる事が出来る。いつも、汁ものや、ご飯ものをテイクアウトして、長時間滞在しても困る事が無かった。

大きなカメラを持って飛行機の撮影に臨む航空ファンがとにかく多い。電車の撮影と飛行機の撮影は随分異なる。昔は管制官の放送を聞いている人が多かったが、今は、スマホで「フライトレーダー24」をチェックする事で、どの航空機のどの機種が何処を飛んで、何処の滑走路を使うか、気軽にリアルタイムで把握する事ができる時代になった。また、離着陸機の案内を放送してくれるサービスもある。機種の説明もあり、あまり飛行機に詳しくない私にとってはありがたい情報だった。

車を手放す事になった、2018年の春。満開の桜と飛行機の写真を撮りたくて、お別れドライブでこの場所を訪れた。天気も良く、最高であったが、駐車場は臨時も含めて満車であり、駐車するまでに長時間かかってしまった。バスで訪れるのを勧めるが、前述の通り、風向きによって撮影場所を移動する事を考えると、桜のシーズン以外は車で訪れた方が良い場所かもしれない。


飛行機が飛んでくる都度、みなが空を見上げる光景が見られる。アナウンスで、機種も通知される。左はA340(ジャンボジェットが退役しつつある今、珍しい4発機である)。

菜の花と桜を入れたかったが、ギャラリーが入ってしまうのは仕方ない。
この日は桜吹雪の中を飛行機が飛んでいて、とても美しい光景だった。いつまでも見ていたくなってしまった。

また夜はライトアップされて、幻想的な光景となる。
左は「三里塚さくらの丘公園」。かつて宮内庁下総御料牧場があった場所である。桜はどれも若く、「さくらの山公園」ほどポピュラーではない。
こちらは「さくらの山公園」で撮影した色々な機種。
やはり、A380がやってくるとギャラリーは盛り上がる。

ジャンボジェットとして有名なB747は2016年当時は、時々その姿を見る事が出来たが、2017年10月で成田から旅客形の姿は消えた。ただし、日本貨物航空の貨物機ではまだ現役である。

IBEXのボンバルディア CRJ700NGもやってくる。

公園の下には京成電車も走っており、こちらも気になるが、どうしても飛行機に目がいってしまう。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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