ラグビー場では有り得ない綺麗な芝。秩父宮や花園とは比較にならないくらい立派な客席。サントリーのキックオフで、鹿島スタジアム初のラグビートップリーグの試合（サントリーｖｓトヨタ自動車）が始まった。このような素晴らしいスタジアムでラグビーが見られる事を幸せに感じた。そして茨城県と鹿島アントラーズに感謝した。

鹿島スタジアムは茨城が誇るＪリーク鹿島アントラーズの本拠地だ。東京から高速バスで２時間。サッカー開催日のみ臨時停車する最寄駅もあるが、１時間に１本のローカル線だ。こんな不便な所に観客動員でも好成績のサッカーチームがあるのは驚きだ。コンビニも商店も無い鹿島神宮駅から鹿島臨海鉄道の車両に乗って一駅。降りた鹿島サッカースタジアム駅は、畑しかないような所だった。その中にポツンと聳えるスタジアムは明らかに異様だった。近くにある灯台も不思議な光景だった。

素晴らしいスタジアムに驚いたが、やはりここはサッカースタジアム。ラグビーをやるには少し無理があるように思えた。インゴールは猫の額ほど狭く、戦術も限られるだろう。折角、これだけのスタジアムを貸してくれたのに観客はあまりに少なく、ラグビー人気の低さを痛感した。試合内容も少々物足りなく、もの珍しさでやってきた近隣住民にラグビーの面白さをアピールするには至らなかったと思う。

	最寄駅は寂しい駅
	いかにも簡易駅
	周りには何もない
	少ない観客の中キックオフ

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