●鹿島神宮

・2008年10月18日作成
訪れた日 2008年6月28日
 

閑散とした駅前を歩く。案内板はあるが、決して目立たず。歩道も整備されているが人の姿は見当たらない。本当に有名な鹿島神宮がこの先にあるのかと不安になった頃、車道に面して土産物屋が立ち並ぶ場所に出た。それなりに賑わっているが、殆どが車で来た人だろう。駅から徒歩7分という好立地条件でも、観光客は鉄道という選択肢を選ばない。鹿島神宮のホームページのトップページには鉄道を無視した案内が書かれている。「公共交通機関ご利用にて、鹿島神宮へのご参拝は高速バスのご利用が最も便利です。」

鬱蒼とした杉林の中を歩いていると癒される気がする。70ヘクタールの境内には樹齢300年を超える巨木も多いとの事である。今回は時間が無くて大鳥居から本殿まで往復しただけだが、ゆっくり森林浴を楽しむには良いかもしれない。神の使いの鹿も飼われているとの事である。

日本の神様の事は詳しくないが、こういう場所に立つと霊の存在を意識する。日本人だからなのかもしれないが、外国で訪れる教会や寺院と比較して落ち着く気がする。それでいて、参拝はとてもいい加減なもので、鹿島線に乗るのが主目的でこの場所に立っている訳だから、ご利益など期待していない。祈りはご挨拶だけにしておいた。

鹿島神宮を訪れるのは20年ぶりである。以前は境内をくまなく散策した筈なのだが記憶が殆ど残っていない。長い時間を置いて再訪すると、変わらない物と、当時とは立場も若さも違う自分を比較して切なくなったりするものだが、意外にも新鮮な気持で鹿島神宮を訪れる事が出来た。

参道
巨大な境内
楼門
茅の輪。

本当は8の字に3回通る所を1回した通らなかった・・・。

拝殿は意外と小さい
鬱蒼とした杉林


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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