●鹿嶋灯台
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鹿島スタジアムから白い塔が見えた。鹿島スタジアムが海沿いという事も意識していなかったし、まさか畑の真ん中に灯台があるなんて・・・。ゴミ捨て場の煙突かと思ったりもした。試合終了後、1時間列車を遅らせて見物に向かった。それにしても海の気配なんてまるで無い。
鹿嶋灯台は1971年(昭和46年)3月26日初点灯というから新しい灯台である。30mを越える日本8番目の高さを誇る灯台は、周りに威圧感を与えるほど見事なものだが、何しろ周りは畑と林ばかり・・・。燈光会の周知板もあるので、それなりに宣伝もされているのだが、訪れる人なんていそうな感じがしない。何処と無く寂れて寂しい感じがした。灯台はやはり海岸にあるべきだろう。なぜ内陸に建設されたのかは謎。
「これ廃墟?」と同行者に言わしめた灯台。せめて海側から見たいと思って海岸に出ようとしたが、どこまで歩いても海が近づいてこない。あとで地図を確認すると海岸まで1q弱離れているようだった。そういう訳で、灯台は拝めたが、海すら見ることが出来ずにこの地を去った。海の無い灯台は面白いがどうも不完全燃焼。日立灯台といい、鹿嶋灯台といい、海を感じない灯台は、ちょっと・・・。
鹿島スタジアムからみた灯台 | |
夕日に映える灯台は美しかった | |
林越しに見ると一般的な灯台に見えるのだが・・・。 | |
民家の横にあると不気味だ・・・。 |