●筑波山
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筑波山ケーブルカーは他の鉄道と接していないので乗るのに大変。筑波山は公共交通機関を使って気軽に訪れるには少々不便である(それでもつくばEXPの開通で、大分便利になったようだが・・・)。中腹にある筑波山神社脇の駅から緑色の小柄な車両に乗り込む。晴れているのに、辺りは霧に包まれている。これでは、折角の風景も判らないではないか。カーブあり、トンネルありと面白い鉄道ではあったが・・・。
終点「筑波山頂」から男体山を登る。10分程度で山頂到着。関東平野を一望出来るはずだが霧の中・・・。30分程度歩いてもうひとつの山頂、女体山に着く。晴れてきそうな気配は感じたが、待っていれば晴れるという保障は無い。ロープウェイで下山する。ここも本来なら絶景なんだろうなぁ・・・。ロープウェイの起点である「つつじヶ丘」に到着。ここから車を置いてきたケーブルカーの起点まで1時間も歩くのはしんどいなぁと思っていると、丁度バスが来たので利用する事にした。ふと山頂を見上げたら見事に晴れ上がった。いつもの事だが、雨男はこんなものさ・・・。
筑波鉄道が現役の頃に来る事は可能だった筈だが、機会を逸してしまった事が悔やまれる。筑波鉄道は元々関東鉄道だったが、赤字線を分離して、筑波鉄道と鹿島鉄道になった。筑波鉄道が廃止されたのは1987年。首都圏で、一級品の観光地を控えていてるので何故廃止されたのか不思議だったが、鹿島鉄道もその20年後に廃止を控えて、やはり止むを得なかったのかと思う。
帰り道、映画「下妻物語」で有名になった下妻のジャスコに寄る。駐車場から振り返ると、暮れなずむ空に浮かぶ筑波山が見えた。見慣れた山ではあるが、関東平野の端にポツンと聳える姿は格好良いとおもう。山から見る夜景も有名で、ロープウェイは21時まで夜間運転を行う事もある。
筑波山神社 | |
筑波山ケーブルカー | |
女体山頂上 | |
中腹から山頂を眺める | |
夕空に浮かぶ筑波山 |