●金沢シーサードライン
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横浜シーサイドラインが経営している金沢シーサイドライン。ややこしいが、横浜市、京浜急行電鉄、西武鉄道、横浜銀行などが出資している第三セクターの新交通システムである。初めて乗車したのは1996年、仕事の帰りであった。それから乗車したのは2回である。行楽地や商業地を控える「ゆりかもめ」などとは違い、地元以外の人が乗車するチャンスは少ない。
2013年の夏、久しぶりに乗車した。始発駅の新杉田駅から乗車したが、時間に余裕があったので電車を待って先頭に陣取った。改めて景色を眺めてみると、意外と興味深かった。新交通システムは臨港地帯などに建設される事が多く、人工的な景色が続く事が多いが、ここは、埋立地の山側に、緑が茂り、自然の中を走るような雰囲気があった。最初は、通勤客で混雑していたが、やがてガラガラになり、悠々と景色を眺める余裕があった。
地味な新交通で、利用客も伸び悩んでいるいるようであるが、車両も二代目になり。経営危機というわけではない。沿線で有名な八景島シーパラダイスが西武グループという理由なのだろうか。横浜と縁遠いような西武鉄道も出資しており、西武鉄道ファンとしては気になる存在である。
新杉田駅から通勤客が電車に向かう | |
新交通システムの魅力は高架線から見る眺めである。また、緑が多く見えるのが金沢シーサイドラインの特徴でもある。 | |
幸浦駅から山側を眺める。 | |
新交通システムは臨港地帯の港付近を行く事が多い。金沢シーサイドラインも例外ではないが、同じ港でも、平潟湾は釣り船やヨットの停泊場であり、どことなくノンビリしている。 |
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野島公園はバーベキューやキャンプ場として知られている。また付近は釣り船の基地であり、この時はここからチャーター船で千葉県の第二海堡に向かった。 | |
新交通システムの駅と、河口のノンビリしたムードはここでしか見られない景色かもしれない。 |