鶴見線 武蔵白石
2002年6月2日
クモハ12という昭和ヒトケタ生まれの小型の旧型電車が武蔵白石と大川を往復していた頃、4回ばかりこの駅で乗り換えを行っていた。1996年3月、大型の電車に置きかえられるとともに、小型車しか入れなかった武蔵白石の急カーブ上のホームが撤去され、大川支線の分岐駅が安善になってしまった。
2002年、あらためて武蔵白石駅を訪れると、支線の駅は撤去され、面影すら残っていない。旧型電車の最終日に鉄道ファンで賑わっていた駅だが、そのようにフィーバーしていた事も信じられない静かさだった。
武蔵白石駅は勤務地の最寄駅ではある。鉄道が好きな私も、本数も多い便利なバスばかり使っていて鶴見線を使う事は無かった。小型の旧型電車が本線に運用されていた時も、あえて乗ったりしなかったのが悔やまれる。
武蔵白石駅から浜川崎よりに可動橋があった。普通、可動橋といえば船を通すために、橋桁が上昇するものだが、ここには川はない。富士電機の川崎工場を横切る鶴見線だが、重量物が通る時は、この可動橋を上げて通すと思われる。私が勤務するのはその物流部門を受け持つ富士物流なので、関係がある筈だが可動橋がある事すら知らなかった。
1979年撮影
1996年撮影