●東武越生線

・2015年2月22日  作成
訪れた日 2013年9月28日
  

ローカル線の八高線に乗っていると、埼玉県内でいくつも私鉄と接続駅がある。何れも、小ぢんまりとしていて、ローカル線色が濃い。それでも、非電化単線の八高線と比較して立派に見えるが・・・。そのひとつ東武越生線は、東武東上線の支線である。

越生駅で八高線を降りる。東京近郊とは思えないような貧弱な駅である。隣の東武越生線とは跨線橋で繋がっているが電化されているだけでも東武線の方が立派に見える。列車の運転本数も、八高線が1時間に1本なのに対して、東武越生線が1時間あたり4本も走っている。

東武鉄道のローカル線は、どこも味わいが深くて、旅情を味わえるので好きである。この越生線も、越生駅で眺める電車が旅情を感じたので乗車してみた。越生駅を出た頃はガラガラだった車内も、東上線との接続駅である坂戸駅に近づくにつれ乗客が増えてゆく。やはり東京郊外の通勤電車であった。

東武鉄道と比べてJRの貧弱なこと・・・。しかし、八高線は旅情あって好ましいローカル線である。
東武8000系は、かつては東武鉄道を代表する電車だったが、今はローカル線の顔になっている。
曼珠沙華が線路沿いに咲いていた。
曼珠沙華は自生できない植物である。
今は線路敷地で入れないが、かつては人の営みが近くにあったのだろう。
この光景だけ見ているとローカル線の悲哀は感じられない。
終点坂戸駅は東上線の主要駅。
10両編成の通勤電車がひっきりなしに行き交う。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)

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