足利学校・鑁阿寺

2017年1月9日作成
訪れた日 2015年5月30日
 

午前中に「あしかがフラワーパーク」を訪れ、午前、カシオペア号を撮影するまでの空き時間、何処か訪れる所はないかと思案したところ、足利学校を思いついた。足利学校は室町時代に起源があるとされているが、簡単に言えば、日本の教育の原点である。現在、公開されている建物は江戸時代の姿を復元したものだそうだ。

地味だと思っていた両毛線だが沿線には観光地もある。この足利駅も、観光地の玄関口らしい雰囲気と規模があった。しかし、線路の一部は剥がされ、「みどりの窓口」は閉鎖され、かつての栄光という様相を呈しているのが残念である。この駅に限った事ではない。両毛線沿線も「みどりの窓口」の撤退が続き、寂しい状態になっている。

気を取り直して足利学校に向かう。まずビデオを見て、予習してから、お庭や建物の見学となる。学問と儒教を教える場所だった事から、孔子にまつわる史跡もあるが、中国人観光客は、この日はあまりいなかったように思える。儒教にも学問にも無縁な私は、何となく雰囲気を味わっていたにすぎないが、雰囲気はけっこう良かったと思う。

一番、印象的だったのは施設内にある、足利学校遺蹟図書館で、図書館があるのは学校らしい・・・と思って入ったが、栃木県の歴史にまつわる本も多く、マンガではあるが栃木県の歴史がわかりやすく記載されている本があり、つい読みふけってしまった。

その後、鑁阿寺まで徒歩で移動。本堂が国宝に指定されている、鎌倉時代、建久七年(1197年)に足利義兼によって建立された真言宗大日派の本山である。立派なお寺であるが、付近の街並みも風情があって一見の価値はあった。 


足利駅で行き交う両毛線の電車。国鉄時代からの車両である。1968年の電化以降から見られた光景であるが、50年近く同じ型式の車両が使われ続けている事に驚きである。

駅前には貨物列車牽引に使われた電気機関車も保存されているが、屋根が無いのが気になる。どうせなら、線路が外された駅構内に保存すれば良かったのに・・・とも思ってしまう。
足利駅は立派な駅で観光地の玄関口らしい雰囲気がある。しかしながら、みどりの窓口は閉鎖され、びゅうプラザもキオスクも閉店。線路も一部剥がされ、寂しい状態である。
足利学校は公園のようであった。栃木県では力を入れて案内しているようなので、観光客もそれなりに訪れていた。

すぐ近くの鑁阿寺(下の写真)とセットで観光する事が出来る。
古い街並みも残っている。織物業で栄えていた時代を彷彿させる。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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