●板荷駅・下小代駅
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水田を行く電車の風景を撮りたくて、何となく栃木県を彷徨っていたが、何故か大勢の人が引き上げるところだった。その日は東武鉄道のイベント列車が走った日で、所謂「撮り鉄」さんたちが集まっていたのだ。イベント列車は撮れなかったが、このポイントは築堤を行く電車が水田の水鏡に映るすばらしいポイントだった。しかし、車を停める場所は何処にも無い・・・。農繁期に農道に車を停めるのは迷惑な話である。この日は遠くに車を停めたが、気になってしまった。
二年後、今度は電車で訪れてみた。下小代駅で降りて、ひたすら歩く。そしてポイントにやってきた。この日はゴールデンウィークという事で、イベント列車も走り午前中から夕方まで撮影をしていた。昼食は、ろばた御食事処「山里」という立派なお蕎麦屋さんに立ち寄った。周りには殆ど民家が無いのに結構流行っていた。
帰りは板荷駅から乗り込んだ。ホームが極端に広く、不自然な感じがした。貨物駅があったのかと思ったが、通過線を有する4線のうち内側2線を潰してホームにした為だという。これほど広いホームを持つ駅であるが、東武鉄道で最も利用客が少ないという情報もある。駅に乗り降りしなければ気がつかない事であり、やはり電車で来て良かったと思った。
スペーシア号は色々な色があって、撮影し始めるときりが無い。撮影していると、農家の方と話す機会があったが、撮り鉄たちが何故、ここに集まるのか理解できないご様子だった。 |
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二度目は下小代駅で下車した。この駅の旧駅舎は文化財として駅前に保存されていた事を後で知った。 この駅も待避線跡があった。列車の本数が減ったのだろうか。 |
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JR車両を使った日光号、スカイツリートレイン、旧りょうもう号と次々と色々な電車がやってきて楽しい。原色の色の電車の方が、水田によく映る。 | |
地味だが、旧りょうもう号を流用した臨時特急「きりふり」号もやってきた。この日の帰り、特急電車は軒並み満席だったが、空いている「きりふり」号で帰る事が出来た。 | |
帰りは板荷駅から乗車。この駅も通過線を潰してホームにしたそうだが、列車の退避を行う必要が無くなったという事なのだろうか。 |