●大谷資料館
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関東近郊で、ちょっとしたドライブで行ける大谷資料館。是非訪問したいと思っていたが、東日本大震災の影響で休館。再開未定の報道に、廃館では・・・と不安になっていたが、2年後、再開のニュースを聞いて喜んだ。すぐにでも訪問するつもりだったが、折角なら真夏の暑い日が良い。
大谷石を掘り出して出来た巨大な地下空間を見学できる大谷資料館。栃木県の山奥にその場所はあった。採掘跡が目立つ岩山が目立ち、少し異様な雰囲気の中、小さな建物に入り、階段を降りてゆくと現実のものとは思えないような空間が広がった。
2万平方メートル(140m×150m)の巨大な地下空間は、ラビリンスと呼ばれる地下宮殿。その規模は、現実のものとは思えない。坑内の年平均気温は8℃前後、真夏に来た理由はここにあった。
この地下宮殿は、撮影にもよく利用されているとの事。ここは、1919年(大正8年)から1986年(昭和61年)まで採掘されていたとの事であるが、これだけの穴を開けてしまい、大谷石が枯渇する事がないのか心配になってしまう。今でも、この付近で大きな穴を開けている筈である。
かつて使用していたトラックが保存されているのか、放置されているかわからない状態で置かれていた。 資料館の前も石切場跡のようである。山肌はまっすぐに削られている。 そして地下宮殿に入ってゆく。真夏なので温度差により入り口付近は靄がかかり、さらに神秘的に見える。 |
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このような地下空間が広がっている。鍾乳洞とはまた違う魅力があった。ライトアップされる事で神秘的に見えてくる。 | |
資料館の近くにある大谷観音。洞窟の中に本尊があるお寺であるが、庭園も見事だった。 | |
平和観音は、石切り場跡に作られた観音様で、約27mの高さを誇る。磨崖仏のようなものである。 | |
付近には、土産物屋の跡地や、謎の駐車場跡があった。よく見ると、廃墟も見えた。ここは大谷グランドセンターという娯楽施設の跡地。 昭和末期まで営業していたそうであるが、こういうものが見えると興ざめするので(ちょっと怖いので)、撤去して欲しいものである。 |
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これも道中みつけた謎の博物館。 性の博物館との事、多いに興味もあったのだが、入る勇気は無く、外から拝んだだけ。 栃木県も奥が深いものだ。 |