●東京ゲートブリッジ
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東京ゲートブリッジは江東区若洲と東京湾に浮かぶ人口島(中央防波堤外側埋立地)を結ぶ、東京湾を横断する橋である。さらに、海底トンネルで大田区城南島に繋がっている。人気も無い、車も走らない、ただの建材置き場だった頃の城南島で働いていた事もあったので、江東区と繋がるのは格別な思いがある。建設中から、その独特の外観を眺めてはいたが、いざ完成すると話題になった。巨大橋梁といえば斜張橋(吊り橋)が多い中、この規模では珍しいトラス橋である。
トラス端となった理由は、ここが航空機の羽田空港へのアプローチになっている為、背の高い支柱を作る事が出来なかったからである。上路式(デッキトラス)と下路式(スルートラス)が組み合わさった姿は、他ではあまり見る事ができない珍しい形状である。ここも、東京湾に入る船の支障とならないように、下部の空間を確保する為にこのような形になったそうだ。私は鉄道ファンであり、そこを鉄道が通らない橋には興味が無いが、ここを訪れたのは橋の上から写真を撮る為である。
湾を渡る橋として有名なのは横浜ベイブリッジ。夜景も有名である。しかし、東京の都心からかなり離れた場所にあり、ゴミの処分地の埋立地を結ぶ場所にある。まるで荒野の中に聳えるような姿である。しかし、ここから青海のキリン(ガントリークレーン)を見る事が出来る。
若洲の公園に車を停めて、エレベータで歩道に出る。そこから徒歩で橋を渡れるが、現在は島側は降りる事が出来ない。将来、埋め立てが完了したら公園になると思われるので、その時は降りる事ができるだろう。東京湾の島はゴミの処分地であるが、この島が最後との事。そして、ここもも間もなく一杯になってしまうとの事。また、増え続ける海上コンテナの陸送の道路と言われているが、東京湾がコンテナ船で溢れていたのは過去の出来事である。このゲートブリッジは2回行ったが、コンテナ船が下を通過したのを見た事がない・・・。
若洲側から登る。若洲はキャンプ場も併設しており夏は賑わっている。 | |
これは後日、船から眺めたゲートブリッジ | |
橋の上から富士山を眺める事が出来る。また羽田空港の滑走路もよく見える。次々と飛行機がやってくる。 | |
都心は少し遠い・・・・。東京は広いと思う光景である。 | |
夜はライトアップされる。右は、橋から撮影したポケモンジャンボ(B747)。 |