●東京→夢の下町バス
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ネットのニュースで、都営バスのS-1路線。「東京→夢の下町」路線が廃止される事を知った。S-1は観光客向けの路線で、系統番号がアルファベットと数字である。海外旅行者にもわかりやすかった。レトロ調の専用車両で運行されていたが、いつの間にか一般車両で置き換えられ、2022年3月末にはついに路線が無くなるとの事である。
2017年、所要があって下町に出かけた帰り、時間があったので何気なくこのバスに乗った事があった。専用車両であるが、錦糸町と東京駅丸の内北口を結ぶ通常の路線であり、停留所も普通に存在する。勿論予約も要らない。錦糸町からバスに乗り込んだが、観光客もいたが、一般客も多かったと記憶している。
所謂下町のエリアでは乗降は多かったが、上野駅を出るとガラガラになった。晩年は、上野松坂屋から東京駅間は減便され、土日祝に4往復だけになっていた。最後まで通常の路線バスのような雰囲気であり、もっと宣伝ですれば良いのにと思ったものだ。廃止されるのは、海外旅行者の減少が理由のひとつでもあると思うが、コロナが流行る前に、一般車両に置き換えられていた。
銀色の車体、後部の丸窓が恰好いい。後ろ姿は昔走っていた、都営バスの旧型車を思い出させるような丸みを帯びていた(丸いエンジングリルがあった都バスが大好きだった)。 都営バス最後の行先方向幕を備えたバスでもあった。この当時は、まだ方向幕を装備した一般路線のバスも走っていた。 |
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天気が悪かったせいもあると思うが、観光客は少なかった。錦糸町からスカイツリー、上野と、東京の下町を走るので「東京→夢の下町」という路線名になった。 | |