●武蔵野(南)線 (1/3)
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武蔵野線と聞かれて、「府中本町」から東京都の多摩地区、埼玉県をトンネルと高架橋でグルリと回り、千葉県の「南船橋」又は京葉線に乗り入れ「東京」に至る半円形の路線だと思っている人が多いと思う。しかし、「府中本町」から貨物線が神奈川県「鶴見(新鶴見信号所)」に抜けて、山手線の外側を2/3周の円を描いて走っているのだ。
その貨物線は武蔵野南線とも呼ばれている。旅客列車が走らない上、多摩丘陵をトンネルで抜けているので姿を見る事が出来ず、唯一の途中駅「梶ヶ谷貨物ターミナル」は私にとって幻の駅だった。
その武蔵野南線に乗るには臨時列車に乗るしか方法は無い。そして、実家の近くの「新秋津」から、現在の住まい「鶴見」を結ぶ、まるで私の為のような列車が「ホリデー快速鎌倉号(大宮−鎌倉)」である。残念ながら「鶴見」は通過して「横浜」まで行ってしまうがまぁ仕方ない。
11月7日、あえてカメラを持って「新秋津」駅からホリデー快速を待つ。8時35分、かつての急行型電車がやってきた。以前、乗った時は普通の近郊型電車だったがグレードアップされている。電車はいきなり長いトンネルに突っ込み、掘割状の「新小平」を通過して再びトンネル・・・・。このトンネル区間を旧型電車がモーターが焼ききれんばかりの高速で走っていると車内で会話が出来なった経験がある。さすがに高速走行用の電車ではそこまで酷い騒音はしない。「西国分寺」で地上に出て旅客線最後の停車駅「北府中」へ到着。これより先は横浜まで46分間客扱いは無い。
新小平駅から乗車 |
ホリデー快速鎌倉行き |
府中本町で貨物線に進入 |
普段乗っている南武線を左手に |
南武線の多摩川鉄橋 |
トンネルまたトンネル |
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