●舎人公園
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足立区のホームページに「足立区のイメージアップ戦略」なるものが掲載されており、「日暮里・舎人ライナー効果を生かし、マイナスイメージを払拭することは急務です。」 と書かれていた。足立区が実際に悪い所だとは思わないが、鉄道空白地帯があって、道路は大渋滞。排気ガスによる大気汚染も深刻であった。足立区には公園なるものが無いかと思っていたが、実は区立公園の面積が都内一だった事は後で知った。
日暮里・舎人ラーナーの「舎人公園駅」を降りてまず目につくのは、一面黄色の菜の花畑であった。都内でこれほど大規模な花畑はそうそうない。この公園内には野球場や、陸上競技場、テニスコートなどもあるが、気楽に楽しめるゾーンとしては「バードサンクチュアリー」や「池広場」であろう。家族連れが水遊びをしたり、本当は禁止なのだが釣りを楽しんだりしていた。現在も造成中だが513,716u(51.3ha)という広さは東京ドーム11個分に相当し、見渡す限り・・・という感じである。
小高い丘があり、その斜面を利用してソリ遊びを楽しめるゾーンがある。頂に上ると辺りを俯瞰する事が出来る。元々、起伏の無い荒川沿いの下町・・・。このように展望を楽しめる場所は限られていると思う。と、いっても、辺りは住宅とマンションばかりで別段、何がある訳ではないが・・・・。高架線で街を貫いている日暮里・舎人ライナーだけが目立っていた。ちなみに、この小高い丘の下は車輌基地になっているという。
舎人公園は、防空緑地だったとの事。公園の歴史をひもとくと、あの暗い戦争の置き土産である事が多い。砧公園、航空記念公園、昭和記念公園・・・。平和な時代になった今、家族連れで賑わう舎人公園を眺めながら、空襲の事は想像する事はできない。しかし、空襲は無くても、防災緑地帯としての機能は考えているらしい。有事が発生し、この公園が活躍する日が来ない事を祈りたいものだ。
駅前に広がる菜の花畑 | |
水辺の公園は心地よかった | |
都心に近いとは思えない | |
野鳥の宝庫でもある | |
とにかく広い | |
周りは住宅地 | |
日暮里・舎人ライナー |