●夕焼小焼
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午後4時30分を少し回った時間帯に訪問したら門が閉ざされていた。夏なら少なくても5時まで、6時ぐらいまで空いていると思ったが、あまりに早い時間に閉まってしまったのが残念・・・。しかし、私が探していたのは「夕焼小焼」バス停と記念碑であった。幸いにも、記念碑は、施設外の山を登った宮尾神社の境内にあった。人気のいない山道や境内は不気味であったが、無事に日没前に石碑を見つける事が出来た。
童謡「夕焼小焼」を作詞した中村雨紅の出身地が、この地だった。その為、ここが「夕焼小焼」と呼ばれるようになった。このバス停は有名になり、私もテレビでそれを知った。やがて、レクリエーション施設である「夕やけ小やけふれあいの里」が2001年に開設された。この施設の事はここを訪れるまで知らなかった・・・・。
「夕やけ小やけふれあいの里」のホームページによると、「童謡『夕焼小焼』のモデルとして知られる上恩方町の、農林業などレクリエーション活動が体験できる施設です。『夕焼小焼』の作詞家・中村雨紅の資料や地元出身の写真家・前田真三の作品の展示、レストラン、宿泊施設(日帰り入浴可)やキャンプ場(デイキャンプ可)も併設しています。」との事である。前田真三氏は風景写真家で、北海道美瑛の写真を多く発表しており、この地の出身者とは知らなかった。これだけ自然が豊かな所が出身地なのに、何故北海道・・・・と思いたくもなるし、わかるような気もするし・・・。
さて、その地に出来た「夕やけ小やけふれあいの里」であるが、2014年に訪ねる事が出来た。お盆の観光シーズンではあったが、敷地の大きさに対して訪れる人は少なく感じた。施設によっては、誰もいない所もあった。真夏なのに16時30分が営業終了というのも・・・・。食事が出来る場所も、日帰り入浴施設もあるが、いずれも午後4時半まで(宿泊者はOK)、勿体ないような気がした。初回に訪れた時は、売店すら開けてもらえず帰らざるをえなかった事を思い出した。
クリアに撮れなかったが歌詞が彫られた石碑。右は「夕やけ小やけふれあいの里」 | |
2007年まで運転されていたボンネットバス。現役時代に来たかった・・・。1967(昭和42)年製 | |
ふれあい館はガラス張りの立派な建物だが誰にも合わなかった。 | |
広大な施設なのだが、こんな山奥にこれだけの施設を作ってしまって採算は合うのだろうか | |
泊まる所もある。体験村という事で、牧場もある。 |