大阪から環状線内回り電車に乗ると、弁天町から大正にかけて右手に巨大なドームが見える。これがプロ野球の近鉄バファローズの本拠地だった大阪ドームだ。近鉄は鉄道会社で、電鉄系の球団の本拠地は同じ鉄道の沿線にあるものと決まっていた。大阪ドームは近鉄沿線ではない。本拠地が藤井寺から移った時、球団売却の危機を感じていた。

かつて、鉄道会社は多くの球団を持っていた。国鉄スワローズ、東急フライヤーズ、南海ホークス、阪急ブレーブス、近鉄バファローズ、阪神タイガーズ、西鉄⇒西武ライオンズ。鉄道が華やかな時代、鉄道会社も華も夢もあるプロ野球を持つ事が出来た。それが・・・・。

西武鉄道沿線に住み、西武鉄道が好きで、地元に球団が出来たので必然的に西武ライオンズのファンになった。そして電鉄系が多かったパリーグにしか目が行かなくなった。ライオンズナイターを聴いていた学生時代。西武は黄金期を迎え、その行く手を阻んでいたのが近鉄バファローズだった。強すぎる西武、悲壮感すら漂わせながら闘っている近鉄、球史に残る１０．１９の戦い以降、同じ電鉄球団という事もあって近鉄に思いいれが深まっていた。

ライバル近鉄の合併はショックだった。言いたい事は山のようにあるが、球団最後の終盤戦、大阪で迎えられた事は良かったのかもしれない。近鉄リードで迎えた９回表、少しでも長く見たくて同点に追いつかれて欲しいなんて思ったりもした。

	昼見るとちょっと不気味な大阪ドーム
	バファローズの歴史も・・・
	近鉄末期の主力といえば中村
	応援は熱かった
	オリックス相手に 薄氷の勝利
	勝った、勝った

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