●生駒山
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生駒ケーブルを2本乗り継いで到着した生駒山上駅に到着。駅を降りると生駒山上遊園地が広がるが、ケーブルカーが40分間隔という運転間隔が物語るように、ゴールデンウィーク中というのに遊園地は閑散としていた。待たずに乗れるレベルではなく、人がいないので運転していないというアトラクション、寂しいというより不安を感じた。入園無料というのに・・・・。
廃園は時間の問題のように見えたが、色々と手は打っているようだ。なにしろ、山頂からの景色は素晴らしい。アトラクションを変えつつ、ノンビリ楽しめる場所として売り込んでいるようだ。しかし、目の前の光景にショックを受けた。帰りは登山道を行くつもりだったが、道が何処にあるのか分らず、少し迷った。そういう所も解決してほしい。
ケーブルカー(山上線)の踏切や、途中駅を撮影しながら下山すると、宝山寺(生駒聖天)の境内に入ってきた。1678年から開かれた歴史のあるお寺で、山中に多くの寺院建築物があり、厳かで、神秘的な雰囲気が興味深かった。夕方なので人気が無いのが、少し怖かったが・・・。参拝方法としては、山頂から降りてくるのは失礼かもしれない。
参拝を終えて、参道を歩いて行くと眼下に奈良盆地が広がった。さらに進むと、 門前町が現れた。夕方で、人気は無かったが、渋い旅館などが並び、昭和を感じる。かつては遊郭もあったとの事、色々な意味で俗世を離れた世界だったのかもしれない。
40分間隔のケーブルカー。誰もいない遊園地・・・。全国の遊園地は、最近は廃れたと聞くし、廃園も続いている。しかし、ここが廃園になっても山頂なので再開発も難しいだろう。 土産物屋が並び小路は、かつては賑わっていたのだろう・・・。 |
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宝山寺(生駒聖天)とその門前町。 山の中腹にあって、世俗から隔離された独特な雰囲気で、とても気に入った。 右下のケーブルカー乗り場(宝山寺駅)も、昭和を感じる建物である。もっと注目されても良いと思う。 |
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