●加太線
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海が見たくて、島に渡りたくて、灯台を見たくて、ようやく辿りついた終点加太駅から加太港まで1キロメートル。ちょっと悩んだが歩き始める。河川沿いの集落は、古い歴史を感じる建物が多く、大きな家も多い。かつて・・・という枕詞がつくが繁栄していた街という雰囲気はある。「萩」の雰囲気に似ているような気がする。歴史が止まってしまったかのような家並みを通り抜け、やっとやって来た港。友ヶ島行きの船の時間は1時間以上後だった。灯台は見たいが諦めて戻る事とする。
南海電鉄のローカル支線のひとつ「加太線」。海沿いを走り、かつて海水浴輸送で賑わった観光路線の性格もあったらしいが、車窓は家ばかり・・・。路地裏の軽鉄道という雰囲気だった。歴史的には加太軽便鉄道が前身という事だが、頷ける。「多奈川線」のインパクトがありすぎたので少々単調に感じる。和歌山から12q、30分弱の旅が長い。
終点、「加太」は白い木造駅舎が昭和を感じさせるレトロなもので、駅前の土産屋もいい味を出している。しかし、観光路線としの役割は終えてしまったかのような感じはするのだが・・・。
路地裏を走る | |
加太の街並み | |
行きたかった友ヶ島 | |
観光マップ | |
加太駅は昭和を感じる駅舎。 |