●新宮

・2016年9月19日作成
訪れた日 2016年5月2日
 

最長距離路線バスで新宮駅に到着したのが15時50分頃。最終の紀勢本線「くろしお」号は17時32分発。1時間半ぐらいの時間があった。折角だから観光しようと、観光案内所を訪れる。バスの中で乗客からお勧めされた神倉神社を訪れようと思ったが、「時間的に無理です」と、言われた。しかし、それを無視してタクシーに乗り込む。

神社の鳥居から石段が見える。538段の石段を登った先に御神体があるのだが、観光案内所では、 登るのに20分はかかるから・・・という事で諦めるよう薦められた。しかし、頑張った・・・。10分少しで登りきったが、石段は不規則なもので、まるで登山だった。流石に息があがったが、頂上から眺める景色は素晴らしかった。

下山開始と同時にタクシーを呼んで、すぐに駅に向かうが、まだ時間があるので熊野速玉大社を訪れる。神倉神社はこの、速玉大社の飛地境内摂社との事である。ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」では、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3つの神社が熊野三山として登録されている。子供の頃、これらを訪れた筈だが、記憶が曖昧である。少なくとも、神倉神社は初めて訪れた筈である。


石段を登った先に、御神体、ゴトビキ岩と拝殿がある。ここからは新宮市を見下ろす事が出来る。
熊野速玉大社は新宮と呼ばれ、街の名前にもなっている。立派な拝殿は世界遺産に相応しい厳かな雰囲気があった。

新宮駅前には徐福公園がある。この地にやってきた中国(秦)の伝説の人物に由来するものである。世界遺産の玄関口に中国的な建物があるのは少し違和感があった。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


back