●加古川線・社町
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2003年6月7日。仕事で訪れた兵庫県。お客様の車で案内された後、最寄の駅で降ろしてもらった所が社町駅だった。初めての地。どんな所かなぁと喜んで降りてみたものの、列車が来るまで50分間は正直言えば少々退屈した。民家は散見されるのだが、時間を潰す喫茶店もコンビニも見当たらない。仕事でもなければ来る事もないであろう地であろうし、今後も訪れる事は無いと思う。
初めて乗る加古川線・・・。鉄道に乗るのが目的でローカル線に乗る事は多かったが、今回は純粋な移動手段として利用する。これが本来のローカル線の乗り方なのかなぁと思った。
2007年10月27日。三木鉄道を往復した後、加古川線に乗るべく、粟生駅まで移動しようとしたら、第四土曜日運休の憂き目に会い、再び三木鉄道と神戸電鉄に乗り継いだ。この頃、JR西日本は運休日を設けており、少し面食らった
列車は広大な加古川に沿って進むが、沿線は広い平野が続く。次第に谷が迫ってくると西脇市駅に到着。徐々に谷が狭くなってくるが、山岳路線という雰囲気ではない。長閑な田園が続く。西脇市から先は運転本数が半減して、2時間に1本程度となる。廃線の話題も出ているが、この日は最後まで立ち客が出るくらいの乗車はあった。2004年に電化された頃は、まだ利用客がいたのだろうか。
終点、谷川駅は福知山線との接続駅であるが、特急の大半は通過するローカル線の駅であった。そのような駅であるが、何故か、今時、「みどりの窓口」が営業しており、敬意を表して、帰りの新幹線の指定券をここで購入した。
2003年に訪れた際の社町駅 | |
電化前 この頃はキハ40系が活躍していた。 |
加古川駅の高架ホームから出発。何とも味気ない雰囲気である。 | |
加古川は大きな河川である。加古川線はこの川に沿って進む。 | |
北条鉄道のキハ40。JR西日本では、まだ沢山残っているが、これはJR東日本から導入されたもの。 予備車の確保という事で導入されたが、スターのような存在である。 |
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そして103系。数は減らしたものの、西脇市までの利用客が比較的多い区間で活躍している。207年に乗車した際はこの形式だった。 播但線の103系とどちらが先に無くなるのだろうか。 |
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西脇市からローカル線の雰囲気が増してくる。沿線も長閑になってくる。 日本へそ公園駅。沿線の観光地のひとつである。 |
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終点谷川駅。福知山線との接続駅である。 長閑な雰囲気の駅であった。 |
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この規模の駅で、今でも「みどりの窓口」が営業していた事に驚き。 |