●米塚
・2001年7月19日作成
・2003年5月26日修正
訪れた日 1989年3月2日
 

草千里に向かうバスの中。木が生い茂るワインディングロードを走るうち、突然木が無くなり、視界が開け、大草原が広がる。まず最初に目につくのが米塚である。

米塚は、九州の観光ポスターなどによく使われているので知っている人は多いだろう。大草原の中にポツンとひとつ、小さな丸い丘がある。その形が不自然なほど整っている。また丘の頂上にはちゃんと火口跡も、正円形で開いている。まるで御飯茶碗をひっくり返したような丘だ。なぜか、1ヵ所、丘の斜面に直線の亀裂が入っている。これから「山分け」という言葉が生まれたと言われているが‥‥。とにかく、可愛い小さな丘だ。私はすっかり魅せられてしまった。

初めて米塚を見た翌日。どうしても米塚を近くから見たくて歩いて辿りついた。米塚そのものの標高は20m〜30m位。車道から離れて見ると小さいが、いざ目の前に来ると結構でかい。また物凄い急斜面だ。ちなみに立ち入り禁止だったはず。

米塚にも立派な火口跡がある。頂上に丸い大きな穴が開いている。山の規模が小さい割りには立派な火口跡だが、本当に可愛い。これでも一応は火山だった訳で、大昔には噴火もしたのだろう。信じられないが‥‥。


均等のとれた米塚(写真は90年5月)
上から見た米塚

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


back