●島原鉄道

・2004年4月3日作成
訪れた日 2003年11月24日
 

天草を眺める「加津佐」からローカル鉄道の旅が始まる。右手に有明海を、左手に普賢岳を眺めながらの旅は絶景そのもの。景色は素晴らしいが、単行ディーゼルカーには乗客は疎らで、心配になってしまう。街に向かう列車の車窓には家並みが増え、島原を出ると、長崎の郊外列車・・・といった雰囲気になってくる。有明海の奥の干潟には海苔が打ち上げられて豊かな海・・・という感じだったが、干拓が進む諫早湾付近では明らかに死んだ干潟のような感じだった。干拓地付近の海苔の大凶作が本当だと判る。世間を賑わした諫早湾干拓事業・・・。有名な堤防が見えた。

三角フェリーで島原外港に着いた。ここには島原鉄道の途中駅がある。出来れば全線乗ってみたい島原鉄道ではあるが、運賃も高いだろうし・・・と思案していた。そこで知ったのが「トロッコ列車」と1日フリーパスであった。千円で乗り放題とあっては、全線78.5q乗っても懐があまり痛まない。

ヘロヘロと延びる線路と、街中では裏庭のような所を走る雰囲気は、第三セクターのローカル線とも違った感じがある。第三セクターの新型ディーゼルカーと共通設計の車両が中心だったが、JRでは引退してしまった、国鉄お古も走っていた。あまりに懐かしい雰囲気に感動すら感じた。この国鉄型ディーゼルカーに乗るのもこれが最後かな? と感じた。


島原外港駅
普賢岳
有明海沿いの車窓は長閑
終点加津佐
有明海の奥
諫早湾付近

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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