●漫湖周辺

・2017年8月20日作成
訪れた日 2016年1月20日
 

「♪漫湖のほとり、そびえ立つ・・・」。 もう20年も前、アイドルのMAXのLINAがテレビで、母校の古蔵中学校を歌っていた。沖縄県内ではこの名称も特別な意味を持たず、したがって中学校校歌にもなるし、沖縄出身のアイドルがテレビで歌ったりもした。この湖、那覇の中心街から近く、付近は漫湖公園となっている。湖となっているが、湿地であり、ラムサール条約にも登録されている。

那覇での足止めも3日目、ついに大東島に向かう船が夕方に出港する連絡があった。それまで市内をバスとモノレールで巡る事にした。そこで訪れたのが、旧海軍司令部壕と漫湖であった。やはりレンタカーよりも路線バスでの旅の方が楽しい。

最初に向かったのは、旧海軍司令部壕。沖縄戦の際、那覇市外を見下ろせる小高い丘に、海軍の司令部が作られた。それが整備され、公開されている。同じ戦跡でも、平和祈念公園などとは違い、どちらかといえば、沖縄戦の日本軍から見た戦いの記録を残しているような雰囲気。売店には海軍グッズもある。訪れる人の層も違うような気がする。暗いトーチカを進む。地下壕は神奈川県の猿島や、和歌山県友ヶ島でも訪問した事はあるが、ここでの悲劇を考えると、印象はかなり違う。

旧海軍司令部壕の後は漫湖付近を散策する。漫湖公園は市民の憩いの場である。野球場があったり、広場があったりする。県外では独特な地名の為、かなりの知名度があるが、那覇では、普通に親しまれている場所のようだ。


旧海軍司令部壕に行く為に、路線バスに乗った。バリアフリーに対応できない後扉車は、首都圏では姿を消してしまったタイプである。
旧海軍司令部壕内部はまるで迷路のようだった。
旧海軍司令部壕内部がある、豊見城岳陵から眼下には那覇市内が見渡せる。普通の住宅地の中に戦跡がある。


漫湖は、かつては大きな湖だったが、今は干潟になってしまっている。


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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