●奥祖谷観光周遊モノレール
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温泉施設の中の駅を出発した二人乗りのモノレールは山の急斜面を登ってゆく。モノレールとは言われているが、実施にはモノラック(山岳地帯の機械運搬、傾斜地での農作業用の収穫や人員運搬機器)であり、いきなりの急斜面にワクワクする。傾斜角40度はジェットコースターを思わせるが、最高速度は最高速度も5km/h。スリルよりも森林浴を楽しむ乗り物である。
交通不便、本当の秘境といってもおかしくない奥祖谷。そんな所にモノレールがあると本で読んだとき、乗りたい衝動にかられたが、流石に遠すぎて無理だと思った。今回、ちょっと機会があって来れたのだが、東京から来たというと皆驚いていた。
最高標高1380メートルに到達する。乗車地点から590メートルの高低差は世界一との事である。ただ最高地点の見晴らしは、一瞬の出来事で景色にひたる余裕はない。本当はここを開発する為にロープウェーを設置する予定だったそうだ。しかし、自然保護の観点から反対意見が多くて途中下車できないモノラックになってしまった。途中下車できないので、トレイもゆけず、ひたすら乗り通さねばならない。70分間の行程はちょっと苦痛でもある。
ゴンドラは10台。1時間あたりの輸送人員は20名という事で、休日などは、数時間待ち、又は乗れない事もあるそうだ。今回は最終便に滑り込みセーフで乗り込む事が出来たので待ち時間は少なかった。ラッキーといえよう。それにしても70分は長すぎる。
駅舎 | |
かなりの勾配 | |
二人乗りなのでカップルが多い
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こんな所を登れるのはモノラックだから | |
途中から単線になる(ループ線) | |
新緑にはちょっと早いが綺麗だった | |
これがゴンドラ |