●しまなみ海道(中渡島潮流信号所)
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愛媛県の今治から乗ったバス。愛媛県と広島県を結ぶ「しまなみ海道」を行く、最初のバス停である馬島で降りようとしたら、「乗車はできますけど、下車はできません。愛媛県内では降りれないんですよ」と言われて、無理やり広島県の生口島まで連れて行かれた。その結果、しまなみ海道の半分を往復する事になってしまった。
3本の本四連絡ルートのひとつである西瀬戸自動車道は、別名「しまなみ海道」と呼ばれている。瀬戸内海の芸予諸島を島伝いに11本の橋で繋いでいる。風光明媚な瀬戸内海の眺めは他のルートを凌ぐと思われ、人気のドライブコースである。今治(四国)−福山(本州)を結ぶ高速バス「しまなみライナー」は四国内での乗降は出来ない。乗車は出来るので四国内の停留所の時刻表も載っている。そのため降りれるものと勘違いしてしまった。愛媛県で降りる為には、四国側の会社のバスに乗らねばならない。乗客減少が深刻な「しまなみライナー」ではあるが、このようなサービスでは同情は出来ない。
今治を出てまず来島海峡大橋を渡る。最初の停留所「馬島」、折角停車するのに降りれない・・・。そのまま大島、伯方島、大三島と行くが、雲ひとつない晴天の下、まるで飛行機の低級飛行で瀬戸内海の小島を上空を飛んでいるかのような景色に感動を覚える。多々良大橋を渡って、広島県の生口島に渡った瀬戸田BSで下車し折り返す。今度は逆で下車は出来るが乗車は出来ない。
再び来島海峡大橋を渡る。この橋は武志島、小武志島、中渡島、馬島の上空を行く。その中の中渡島には中渡島潮流信号所がある。国内に現存する唯一の腕木式信号であるが、鉄道の腕木式信号にも通じる所があって、強い関心を抱いていた(存在を知ったのは昨夜、携帯で灯台のサイトを見たからではあるが)。バスの窓越しに写真を撮るしか方法が無かったが、橋を自転車で渡ってゆっくり撮影したいところである。
小島上空を通過する | |
小さな入江上空も通過 | |
小さな灯台が多い | |
多々良大橋 | |
中渡島潮流信号所 | |
来島海峡大橋 |