有間川・たにはま公園

2015年8月30日作成
訪れた日 2014年7月26日
2014年9月21日

ほくほく線で直江津駅に到着、すぐに北陸本線の普通列車に乗換え。私の持っている切符ではJR西日本は利用できない。切符を買いなおす時間が無く、車内で求めようとしたが、車掌さんが車内に回ってくる前に有間川駅に到着、ここは無人駅なので、下車時に乗り越し清算を求めたが、タリフで料金を確認して、清算機で発行するのに時間がかかり、出発が遅延してしまった。申しわけないと思ったが、他に方法が無かったし、ほくほく線から乗り継いで来る事を想定してないのだろうか。

昼食を摂りたかったが、駅付近にの集落には何も無い。国道沿いであるがコンビニも無い。辛うじて見つけた売店でカップラーメンを購入出来たのが救いだった。その場で食べて、新しい舗装道路を公園に向かって歩いた。公園は巨大すぎて、行き交う車も無く、歩いても、歩いても目的地に辿りつけない感じだった。やっと着いた場所は「たにはま公園」の展望台である。駅を出発して約1時間、炎天下での徒歩は辛かった。

「たにはま公園」は61万平方mの広大な公園であり、2011年から一部の利用が出来るようになった新しい公園である。広大さに驚くが、もっと驚いたのは駐車場にも車が無く、人もいない。どこかの造成地に迷い込んだような錯覚を覚えた。一大観光施設として計画されたが、紆余曲折の結果、広大な敷地内に多目的広場、遊具などが設置されたフリースペースとなった。売店も、自販機も無かったが、トイレが綺麗だったのが救いであった。

「海の見える丘」と名づけられた展望台から眺める、日本海、有間川の漁村、谷浜の集落、そして北陸本線は期待通りの光景であった。北陸新幹線開通前、最後の賑わいを見せているる特急街道は眺めていて飽きないが、日差しを遮る場所が無く、かなりの時間、多目的広場の休憩場で休んでいた。やがて夕方になり、2名の撮り鉄がやってきた。目的は、ここを走る関西と北海道を結ぶ「トワイライトエクスプレス」である。私がここを訪れた最大の理由もこれである。

トワイライトエクスプレスの撮影後、気がついたら日没も迫っていた。この時間になって、2組のカップルがやってきたが、この公園に来た堅気は4名だけであった。帰りは展望台から真下に伸びた散策路を降りていった。途中から草木に覆われて、最後は崖のような状態になってしまったが、呆気なく国道に降りる事が出来た。しかし、逆のコースは無理である。散策路への入り口は草で覆われていて、発見する事は困難である。歩いてここを訪れる事など想定されていないのであろう。

帰りも予め切符を用意できなかった。無人駅で、券売機も無い駅である。ここから利用者がいる事を想定していないのだろうか。直江津駅に到着。ここから先の切符は持っているので、改札口で清算しようとしたら、窓口に回ってほしいとの事。そこは長蛇の列・・・。仕方なく券売機で有間川駅までの切符を購入して、すぐに捨てたが、JR東日本の券売機で購入して、正しくJR西日本に分配されるだろうか? 色々問題がありそうであるが、第三セクター化され、ワンマンカー方式になる事で全てが解決されるであろう。


有間川ではS字カーブを行く北陸本線の列車を撮影する事が出来る。まずは「はくたか」を撮影。

延々と歩いて、ようやく「たにはま公園」に到着。
まるでゴルフ場のように見えてしまう。これだけの施設を維持するだけでも大変だろう。
木やアンテナが邪魔ではあるが、海と列車を撮影できて満足。トワイライトは全編成が写っていなかったので失敗・・・。
丘なので、上り、下りと両方を眺める事が出来る。

有間川駅は駅舎こそ立派であるが、券売機すら無い無人駅。大幹線には珍しく構内踏切が残っている。

駅前広場に入る道はとても判りにくい。各ホームからは直接、路地に出入り出来る様になっいて、駅舎は忘れ去られた遺構のようにも見えてしまう。
普通列車は国鉄型のオンパレード。
かつての急行電車で直江津に戻った。頭端式の1番線に到着(上)。

港の防波堤から撮影。左奥の丘が「たにはま公園」である。
出来はいまひとつですがトワイライトを撮影しました。
同、その他の列車

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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